研究課題/領域番号 |
17K13640
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
刑事法学
|
研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
笹倉 香奈 甲南大学, 法学部, 教授 (00516982)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 死刑 / 終身刑 / 適正手続 / アメリカ法 / 死刑事件の手続 / スーパー・デュー・プロセス / アメリカ刑事法 / アメリカ / スーパーデュープロセス |
研究成果の概要 |
本研究では「究極の刑罰」たる死刑の適用が問題となる事件の手続について、日本の制度の特異性や問題点を明らかにすることができた。死刑制度を存置している諸外国においては、死刑判決の言い渡しまでの手続だけではなく、言渡し後にも特別な手続を手厚く保障することがスタンダードになっている。諸外国の制度や議論を参照しつつ、日本の死刑事件の手続の見直しをすることが必要性であることがあらためて明らかにされた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
死刑事件の手続に着目した本格的な研究は、これまで日本の学界にはほとんど存在しなかった。理念の争いになりがちな死刑制度そのものの存廃論を超えて、噛み合った議論をするために、まずは適正な手続が死刑事件において確保されているかという観点から現在の制度を分析する必要が存在する。本研究では、そのような視点から、日本の死刑事件の手続の問題点に関する知見を得ることができた。
|