研究課題/領域番号 |
17K13660
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
柳 景子 福岡大学, 法学部, 講師 (60709806)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 非良心性法理 / 交渉力 / アメリカ契約法 / 民法 / 消費者契約 / 契約 / アメリカ / 契約法 / 非良心性 / 不当条項規制 / 民事法学 |
研究成果の概要 |
平成29年度には、学位論文「アメリカにおける非良心性法理の展開-Inequality of Bargaining Powerとしての非良心性-」(2018年9月博士(法学)取得)を執筆した。平成30年度には、「現代におけるアメリカの非良心性法理の展開」福岡大学法学論叢63巻4号931頁(2019)、及び「アメリカにおけるバーゲニング・パワー(交渉力)概念の議論に関する一考察」福岡大学法学論叢64巻1号(2019)掲載予定(印刷中)を執筆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、アメリカの非良心性法理に関して判例等の情報を増やしアップ・デートしたこと、非良心性法理には、いわゆる交渉力不均衡法理としての存在意義・機能があることを明示したこと、上記の交渉力不均衡法理または概念についてアメリカ法の議論(契約法を中心とする分野における)を網羅的に収集・整理したこと、その結果バーゲニング・パワー (bargaining power) が我が国でいうところの「交渉力」よりも多義的な概念であることを示唆し、バーゲニング・パワーの定義の分類を試み、今後、我が国の交渉力概念を考察する際に、上記の分類が役立つのではないかという点を示唆した点等が挙げられる。
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