研究課題/領域番号 |
17K13672
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山本 圭 立命館大学, 法学部, 准教授 (90720798)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ポスト基礎づけ主義 / 民主主義 / デモクラシー / ポピュリズム / アゴニズム / ラディカル・デモクラシー / 闘技民主主義 / ポスト基礎付け主義 / リーダーシップ / フォロワーシップ |
研究実績の概要 |
本年度は、これまでの成果のまとめを行った。本研究ではこれまで、ポスト基礎づけ主義と民主主義の関係について検討し、とりわけアゴニズムの政治理論や左派ポピュリズムの議論を再評価することを試みた。また関連する業績として『嫉妬論ーー民主社会に渦巻く情念を解剖する』(光文社新書)を上梓したことも付け加えておきたい。 さらに本年度はウィーンに出張し、University of Viennaの研究者と交流した。とりわけ、日本とオーストリアのポピュリズムの比較研究についてのカンファレンスを企画するなど、今後の展開も大いに期待できる。そのほか、韓国で行われた国際カンファレンス(Theorizing Global Authoritarianism: To Reclaim Critical Theory Against the Grain)で"Thinking Radical Democracy from the Logic of Difference"と題した報告(塩田潤氏(神戸大学)と共同発表)を行い、さらにフィリピンでは Ateneo de Manila Universityにて"The Future of University and Democracy"という報告を行うことができた。いずれも海外の研究者と有意義な意見交換の機会となり、今後、国際的に研究活動を展開する上で重要な機会となった。 本研究期間のあいだ、総じてコロナ・パンデミックに大いに予定を狂わせられることになったが、研究期間を延長するなどして、最低限、予定していた国際交流の一部を達成することができた。
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