研究課題/領域番号 |
17K13672
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山本 圭 立命館大学, 法学部, 准教授 (90720798)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 民主主義 / ラディカル・デモクラシー / ポスト基礎づけ主義 / ポピュリズム / 闘技民主主義 / ポスト基礎付け主義 / デモクラシー / アゴニズム / リーダーシップ / フォロワーシップ |
研究実績の概要 |
2022年度は、民主主義論と制度の問題について考察し、山崎望編『民主主義に未来はあるのか?』に「アゴニズムを制度化する―熟議/闘技論争の第二ラウンドのために」という論文を発表した。近年、民主主義論においても制度との関係が注目されてきている。しかし、アゴニズムの民主主義論(闘技民主主義)は一般に、それほど制度の問題に熱心に取り組んでこなかったのだが、2010年代ごろからようやくアゴニズムと制度の問題について考察する研究も現れてきた。本研究では、海外におけるそうした動向を確認し、その成果と課題を明らかにした。本研究は、山崎望編『民主主義に未来はあるのか?』(法政大学出版局)の一章として発表された。 また、ドイツのベルリン自由大学を訪問し、研究交流をおこなった。ワークショップ「Democracy, Violence, Populism: Situating Japanese Politics in Turbulent Times」を開催し、"The Future of Democracy after Populist Times" と題する報告をおこなった。具体的には、指導者(リーダーシップ)なき民主主義論において、いかにして指導者の問題を再導入するかという問いを提起した。さらに、指導者論にあわせフォロワーシップの必要について議論した。ドイツやオーストリア、イスラエル出身の研究者と交流し、今後の共同研究が期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍のため、十分な国際交流がうまく進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
海外の研究者の受け入れも含め、積極的に国際的な共同研究の可能性を探っていく。
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