研究課題/領域番号 |
17K13681
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 法政大学 (2019-2020) 中京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
溝口 修平 法政大学, 法学部, 教授 (20648894)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ロシア / 権威主義 / 正統性 / 憲法改正 / 権威主義体制 / 愛国主義 / 選挙 / 政治学 |
研究成果の概要 |
本研究は、ロシアの権威主義体制がいかに持続しているかという問題について、体制側の視点と一般大衆側の視点の双方からアプローチした。体制側の視点としては、憲法改正による大統領の権力強化が進んだこと、そしてそれが「国家の安定」といった理由で正当化されていることを明らかにした。一般大衆側の視点としては、選挙や世論調査の結果を分析し、ウクライナ危機後に愛国主義が高まる状況で、プーチン大統領の支持基盤に変化が起きていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は第一に、ロシアの権威主義体制の安定性を理解する上で大きな示唆を持つ。ロシアは、日本の隣国でありながら長年の領土問題が未解決である国である。また現在の国際社会においても様々な意味で重要な位置を占めている。このようなロシアの政治体制を理解することは重要な意義を持つ。 第二に、現在世界的に権威主義体制の台頭が問題視されているが、その中でロシアは中国と並ぶ大国であり、特に注目を集めている。その権力保持のあり方を明らかにした本研究は、権威主義体制が力を増す現在の国際社会の問題を理解する上でも大きな意義を持つ。
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