研究課題/領域番号 |
17K13687
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高橋 慶吉 大阪大学, 法学研究科, 准教授 (60456928)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 中国大国化構想 / ローズヴェルト / 中国 / 大国化 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本軍の真珠湾攻撃を受け、第二次世界大戦に参戦したあと、ローズヴェルト米大統領によって推進された中国大国化構想の包括的理解を目指したものである。その構想についてよく参照される研究に、五百旗頭真『米国の日本占領政策』(中央公論社、1985年)第四章「ローズベルトの東アジア構想」がある。本研究では、最近のアメリカ外交史研究の発展を踏まえ、五百旗頭氏の研究に補足的説明を加えることで、中国大国化構想の深い理解に努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ローズヴェルトの中国大国化構想は、戦後アジアに対する「ビジョンのエッセンス」をなすものだったと言われるほど重要な戦後構想の一つであった。その解明に努めることは、アメリカ外交史研究において大きな意味を持つ。 また中国大国化構想に対する深い理解は、現代の大国中国に対するアメリカの政策を見る際にも助けとなる。特に、かつてアメリカがどのような考え、期待、あるいは条件に基づき中国の大国化を推進したのかを知ることは重要な現代的意義を持とう。
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