研究課題/領域番号 |
17K13689
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 東洋英和女学院大学 (2019-2023) 一般財団法人平和・安全保障研究所 (2018) 九州大学 (2017) |
研究代表者 |
冨樫 あゆみ 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 准教授 (50783966)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 安全保障協力 / 同盟 / 日韓 / 安全保障 / 韓国 / 日米韓 / 日韓安全保障協力 / 冷戦期日韓安全保障関係 / 新古典的現実主義 / 冷戦期日韓関係 / 日韓協力 / 国際関係理論 / 日韓関係 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本と韓国が時期により異なりつつも、「脅威」認識を共有することによって安全保障協力を形成してきたことを明らかにした。その目的は、冷戦期は共産主義に対抗するため、冷戦直後にあっては動揺するアジア太平洋秩序を維持するため、1990年代後半から今日にかけては北朝鮮にあった。併せて、日本と韓国は米国の同盟国であるため、脅威に対抗するための一次的な手段は、両国とも米国との安全保障関係の強化であるため、これまでの日韓安全保障協力は米国との同盟を円滑に機能する手段として主に用いられてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日韓間では、冷戦期においては非間接的に、冷戦後から直接的な安全保障協力が形成されてきた。一方で、「いつ」「どのような時に」「どのような条件で」日韓安全保障協力が形成されてきたのかについての研究は、この間日本の学界において十分な議論がなされてきたとは言い難い。加えて、国際関係理論の枠組みを用いた日韓関係研究、韓国研究は、国内において未だ萌芽期にある。本研究の学術的意義は、国際関係理論を用いつつ、理論研究と地域研究の融合を図ったことある。また、社会的意義は、日韓安全保障協力を通史的な視点から整理したことにある。
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