研究課題/領域番号 |
17K13696
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
河崎 亮 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20579619)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 一般化マッチング / 先見性 / 安定性 / 競争均衡 / 非分割財市場 / 極小性 / 先見的安定集合 / 非分割材市場 / マッチング / 一般化マッチング問題 |
研究成果の概要 |
本研究では,プレイヤーの先見性を考慮したときの一般化マッチング問題の分析を行った.一般化マッチング問題とは,マッチング問題や非分割財市場の物々交換モデルやルームメイト問題などを特殊ケースとして含む問題であり,一般のモデルにおいてマッチングに関するルールを設けることにより,個々の特殊ケースに帰着できるようになっている.本研究では,先見性を持つプレイヤーがいるとき,マッチングに関するルールが達成され得るマッチングにどのように影響するかを分析した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マッチング問題や非分割財の物々交換モデルは,様々な労働市場に応用例があるが,殆どの理論分析においては,想定しているプレイヤーは先見性を全く持っていない.本研究では,より一般的なモデルを分析する上で,それぞれのモデルに課されているルールがどのように影響するかを分析しており,先見性を持つプレイヤーに関する研究に対し,新たな側面での研究を行っている.また,現実におけるマッチング問題にも既存の理論モデルでは想定していない制約も存在し得るが,一般化マッチング問題を分析する上でもこのような制約も考慮できることになり,マッチング理論の観点からも重要な研究である.
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