研究課題/領域番号 |
17K13698
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
佐野 隆司 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (50611208)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メカニズムデザイン / オークション / マーケットデザイン / 動学的資源配分 / ゲーム理論 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
本研究は、時間を通じて資源配分が行われる状況における望ましい取引メカニズムの設計について分析した。売り手が繰り返し財を配分し、買い手に財の価値と時間選好の2次元の私的情報があるときの、最適な取引メカニズムを導出した。並行して、逐次的なコミュニケーションを通じて取引内容を決定するメカニズムに関する公理的な分析を行ったほか、資源配分の成果が事後の投資活動により内生的に決定される状況下のオークションの理論的性質を特徴づけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、動学的メカニズムデザインと呼ばれるミクロ経済理論の先端的研究に貢献した。特に、私的情報が多次元であるときの最適制度設計はミクロ経済理論において特に難しい問題とされており、本研究の成果はこの分野に新たな知見を提供するものである。また、本研究の成果のうちオークション設計に関するものは、現実の制度設計に直接応用可能な示唆を与えるもので、その成果が実際のオークション設計に活用されることが期待される。
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