研究課題/領域番号 |
17K13712
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
宮崎 義久 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (60633831)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 早川三代治 / 小樽商科大学 / ジョセフ・シュンペーター / レオン・ワルラス / ヴィルフレド・パレート / 近代経済学 / 北海道大学 / シュンペーター / ワルラス / パレート / 数理経済学 / アーカイブ / 福田徳三 / 一般均衡理論 / 思想史 |
研究成果の概要 |
本研究は,大正・昭和初期にかけて,北海道を中心として活躍した近代経済学者である早川三代治(1895-1962)を対象とし,早川の再評価ならびに日本における近代経済学発展史の中での位置づけを明らかにすることを目的としたものである。再評価するにあたって,小樽商科大学附属図書館に新たに寄贈された資料(以下,新資料)を整理し,これまで明らかにされていない早川の直筆ノート・講義ノートの一部を電子化したほか,新資料の全体像を把握できたことに意義がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における近代経済学の分布において,福田徳三や高田保馬らとその門下生たちを中心とする貢献は明らかにされつつあるが,早川三代治の貢献はこれまでほとんど見逃されてきた。なぜなら,早川の個々の業績が取り上げられることはあっても,彼の研究体系を考察したものは見当たらないからである。本研究では,新資料を整理すると同時に,その全体像を把握することで,早川が日本の近代経済学者の中でどのように位置づけられるかを示すことができた。特に,早川が留学経験や国内外の様々な研究者と手紙などを通じた交流および未刊行の翻訳や研究ノートの存在が明らかとなった。
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