研究課題/領域番号 |
17K13746
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 流通経済大学 (2018-2022) 公益財団法人医療科学研究所 (2017) |
研究代表者 |
参鍋 篤司 流通経済大学, 経済学部, 准教授 (70456763)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 幸福度 / 生活満足度 / アンカリング・ヴィネット / 男女間格差 / 男女格差 / 主観的変数 / 仕事満足度 / 働き方改革 / プロペンシティ・スコア・マッチング / 労働経済学 / 人的資源管理 / 経済政策 / 応用計量経済学 / 社会調査 |
研究成果の概要 |
当該研究費を使用させていただき、アンケート調査を二度行った。第一回目は、働く人々を対象としたものであり、男女間で幸福度に違いがあること、すなわち、女性の方が男性よりも幸福度が高く出ることが多いのはなぜか、という問いに対して、それは女性のほうが期待する水準が低いからであるという仮説(期待水準仮説)と、女性のほうが時間の使い方が有効であり、幸福度が高まるから、という二つの仮説を検証した。結果は、期待水準仮説を強く支持するものであった。日本経済研究に掲載される。二回目のアンケートは、計得y差を対象としたアンケートであり、経営者から見た会社の生産性を問うものである。これについても近日中に発表する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性のほうが幸福度が高いという、男女間の幸福度の違いが長年観察されてきた。その理由については、様々な推測が為されてきた。中には、女性のほうが幸福であるのは、文字通り女性のほうが幸福で恵まれた(優遇された)生活を送っているからだ、と主張するものもあった。本研究をもとにすれば、男女間の格差が生じる有力な理由を論理的に説明できる。これは男女間の格差を考えるうえで、政策立案上も有用であると考える。
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