研究課題/領域番号 |
17K13763
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 千葉大学 (2018-2019) 早稲田大学 (2017) |
研究代表者 |
関根 篤史 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 講師 (70779066)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 石油価格 / インフレ / 時系列分析 / パススルー / 商品価格 / パス・スルー |
研究成果の概要 |
本研究では、石油価格の変動がインフレにどの程度影響を与えるのかについて分析を行った。本研究では、以下の三つのことを明らかにした。一つ目は、石油価格がインフレに与える影響は一時的であるが、インフレの状態を考慮すると、低インフレ期においては、その影響が持続的になるということである。二つ目は、高インフレ期においては、低インフレ期と比較して、石油価格のインフレへのパススルーが高くなるということである。三つ目は、石油価格の変動が正の時と負の時で比較すると、正の石油価格の変動に対してインフレが大きく反応するということである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、石油価格の変動がどの程度インフレに影響を与えるのかについて分析を行った。中央銀行の最大の関心は、物価をコントロールすることである。石油価格の変動は物価に影響を与える可能性が高いため、その影響の規模と持続性を理解するということは重要である。本研究では、石油価格の変動は一時的であるということを明らかにした。また、インフレが高い時期や、石油価格が大きく上昇するときには、石油価格の変動がインフレに与える影響は大きくなる可能性があることを指摘した。これらの結果は、金融政策の重要な示唆になると思われる。
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