研究課題/領域番号 |
17K13794
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 横浜市立大学 (2020) 早稲田大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
小沢 和彦 横浜市立大学, 国際商学部, 准教授 (30754428)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 組織変革 / 戦略的転換 / モメンタム / ダイナミック・ケイパビリティ / 経営学 / 経営組織 / 組織メンバー / 組織論 |
研究成果の概要 |
本研究は、組織変革に関する理論的概念枠組みの構築とその実証研究を目的とした。モメンタム仮説では、組織は過去に行った戦略的転換と同様の戦略的転換を将来もくりかえす、あるいは過去に行った組織変革と同様の組織変革を将来もくりかえすと考えられてきた。しかし、近年の研究では相反する仮説もみられるため、両者の主張を丹念に検討することを通して、どのような状況で両仮説が成り立つかを検討し、既存研究の矛盾の解消を試みた。また、本研究では複数の理論(ダイナミック・ケイパビリティやUpper Echelons及び組織ルーティンなど)を用いて、組織変革の先行要因の理解を深めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日の企業・組織は激しい環境変化に対応することが求められていることから、実務の世界において組織変革は重要なテーマであり高い関心がもたれてきた。本研究では、モメンタム仮説と相反する仮説の矛盾の解消に取り組むことによって組織変革研究に貢献した。くわえて、複数の理論を用いることによって、組織変革研究の先行要因の理解を深め、モメンタム仮説の拡張も行った。このような企業・組織の組織変革に関する知見を深めることにより、既存研究への貢献に加えて、実務的な示唆も含んでいると考えられる。
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