研究課題/領域番号 |
17K13814
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 西南学院大学 (2019-2021) 九州産業大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
三井 雄一 西南学院大学, 商学部, 准教授 (00782145)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 関連感情 / 無関連感情 / 広告効果 / マーケティング / 広告情報処理 / 気分 / 情動 / 関連感情・無関連感情 / 感情制御 / 防護動機理論 / 感情シグナル説 / 感情制御理論 / distraction効果 / 生理的測定指標 / 皮膚電位系 / 統制群 / 商学 / 広告 / 感情 |
研究成果の概要 |
本研究では、まず、関連感情と無関連感情の広告情報処理に対する影響に関する先行研究を整理し、関連感情・無 関連感情を組み込んだ仮説モデルの提示を行った。 さらに、生起した無関連感情が関連感情の広告情報処理に与える影響に対して交互作用をもつという仮説のもと、実験を行い、仮説の検証を行っている。しかし、これらの調査では先行研究から導かれる仮説と検証結果が乖離していたため、新たな着眼点として、「気分」と「情動」という2つの概念を加えることにより先行研究を再整理した。結果としては先行研究に重要な視点が欠落していることが先行研究間での結果の相違や再現性の欠如に繋がっていることを明らかにできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究において、関連感情と無関連感情とでは、それぞれの感情価が認知に及ぼす影響が異なることが指摘されてきた。本研究の当初の目的は、先行研究でバラバラに調査されてきた関連感情/無関連感情について、より生活場面に即した状況として、そのどちらもが生起した場合に起こる認知への影響を明らかにすることであった。 しかし、実験を進めていく中で先行研究間にも結果の相違が見られたり、実験結果との乖離が見られた。そこで本研究では新たに気分と情動という感情の分類を加えたことにより、先行研究間の結果の相違の原因となるメカニズムを明らかにしたことで、今後の研究発展の基盤を築いた点に学術的意義があると考える。
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