研究課題/領域番号 |
17K13816
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小杉 雅俊 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (10734197)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 品質コスト / プロセスコストモデル / PAFアプローチ / 予防コスト / 評価コスト / 内部失敗コスト / 外部失敗コスト / 品質管理 / BS6143 |
研究成果の概要 |
本研究は、品質コストマネジメントを対象として、理論的フレームワークであるトレードオフ関係が担う機能を、プロセスコストモデルなどトレードオフ関係を使わないアプローチが、機能的にどのように代替できているのか、さらに従来の理論に対してどのような点が相違点であるのかについて、検討・考察を深めた。その上で、品質コストマネジメントで想定されるプロセスに沿う形で、各アプローチの理論的な関係性について明確にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
品質コストマネジメントは、トレードオフ関係を理論的な枠組みとして発展してきた。しかし、分析を行うためにトレードオフ関係を使用する際には困難が生じ、自企業の状況に合わせた変更を加えた中での運用を迫られ、品質コストが本来の機能を最大限に発揮できないといった弊害が見られていた。本研究は、これまでの理論的な枠組みを多角的に捉えることで、トレードオフ関係に依拠しない品質コストマネジメントとの並存関係や、品質コストマネジメントの適用段階に際してのアプローチ間の違いやポジショニングを明確にした。これにより、適用時により効果の高いツール運用が可能になりうるという理論的側面からの可能性を示すことができた。
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