研究課題/領域番号 |
17K13829
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
山根 里香 東京理科大学, 経営学部経営学科, 准教授 (60530110)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 管理会計 / リーダーシップ / アカデミック・ディテーリング / シェアード・リーダーシップ / マネジメント・コントロール / 管理会計システム / プロジェクト / リーダーシップタイプ / 変革型リーダーシップ |
研究成果の概要 |
リーダーシップ研究において、リーダーシップは組織構成員への最も重要な影響を及ぼす要素とされ、組織能力の向上を通じて組織業績に影響を及ぼすことが明らかとされてきた。一方、管理会計研究においては、リーダーシップが管理会計システムの構築や利用にどのような影響を及ぼすのかについて検証した先行研究の蓄積は少なく、未だ発展途上にある。そこで、薬剤師の卒後教育であるアカデミック・ディテーラー養成プログラムの開発・展開事例を取り上げ、プログラムの開発・展開にふさわしいリーダーシップと組織能力の向上を促す管理会計システムの機能について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で取り上げたアカデミック・ディテーラー養成プログラムは、日本初の体系的な取り組みであり、今後、日本国内で医療現場への導入を念頭にプログラムが進行している。アカデミック・ディテーラーの活躍は、医療費の適正化にむけた検討の中で、医薬品削減の有望な取り組みとして期待されている。医療現場のような専門性の高い組織においては、シェアード・リーダーシップが有効であること、また、明確なミッションの共有や、ミッションを具体的な活動に落とし込む仕組み、立場や意見の違いを乗り越えるために、対話の機会を重ねミッションを再確認しながら学びを活性化させる仕組みとして管理会計システムが有効であることを明らかにした。
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