研究課題/領域番号 |
17K13848
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
松木 洋人 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (70434339)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 社会学 / 家族社会学 / 不倫 / 浮気 / 姦通 / 歴史社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は、近現代日本における婚外性愛をめぐる言説を収集したうえで、日本社会における家族規範のありように新たな光を当てようとするものである。研究期間内に執筆した2つの論稿においては、新聞紙上の人生相談を分析することを通じて、配偶者の婚外性愛と自分の婚外性愛についての相談および回答が、結婚と性愛の関係をめぐるどのような規範によって成り立っているかを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2010年代半ばから著名人の「不倫」が繰り返しマスメディアで取り上げられることに象徴されるように、婚外での性愛関係は非常に社会的関心の高いテーマであるにもかかわらず、社会学的研究の対象となる機会は少なかった。このような状況において、本研究は婚外性愛を問題化する社会的規範の歴史性・社会性を社会学的視点から捉え直そうとするものである。また、この規範は家族の近代性という家族社会学の原問題とも深く関わるものであり、その用法について明らかにする本研究成果は、家族社会学研究にとっても一定のインプリケーションを有するものであると考える。
|