研究課題/領域番号 |
17K13859
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | お茶の水女子大学 (2020-2021) 首都大学東京 (2019) 立教大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
脇田 彩 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 助教 (00750647)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 職業威信 / ジェンダー・ステレオタイプ / 職業とジェンダー / ジェンダー少数派 / 管理職 / 職業威信スコア / 職業威信とジェンダー / 性別職域分離 / 社会学 / ジェンダー |
研究成果の概要 |
本研究は、職業威信に対してジェンダーが与える多様な影響を明らかにするという目的を達成するために、人々の職業に対する評価と多様なジェンダー要因について量的社会調査を行い、そのデータを計量社会学的に分析した。 分析の結果、職業威信を評定する者(調査回答者)が持つジェンダー・ステレオタイプが職業威信の評定に影響すること、具体的にはジェンダー・ステレオタイプに適合的な職業に就く者が高く評定されることが明らかになった。また、このジェンダー・ステレオタイプの影響には職業分類による違いがあることが示された。さらに、評定者の様々な属性の影響が見られることも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、人々の職業に対する評価によって測定される職業威信がジェンダー・ステレオタイプの影響を受けること、その影響には職業分類による違いがあることなどが明らかになった。これによって、職業威信とジェンダーの関連の概要や、ジェンダー・ステレオタイプの働きに多様性があることが示され、階層研究・ジェンダー研究に貢献するとともに、今後の研究の方向性を示すことができた。また、性別職域分離が女性の社会的地位の低さにつながるメカニズムの一端を明らかにすることで、労働市場におけるジェンダー不平等の是正にも貢献しうる研究成果を示すことができた。
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