研究課題/領域番号 |
17K13863
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 明治学院大学 (2019) 愛知大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
大久保 遼 明治学院大学, 社会学部, 准教授 (60713279)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 視覚報道 / メディア考古学 / 映像文化の社会学 / スクリーン・スタディーズ / 映像文化史 / ジャーナリズム / 事実の社会的構築 / 視覚化 / 映像技術 / ポストメディア / 事実性の変容 / 研究成果展 / 視覚報道史 / 映像メディア研究 / メディア史 / メディア論 / 社会学 |
研究成果の概要 |
映像史の成果研究については、企画・主催した国際シンポジウム「日本のスクリーン・プラクティス再考:視覚文化史における写し絵・錦影絵・幻燈文化」(早稲田大学、2018年)をはじめとする国内外の学会、研究会で報告を行った。また映像研究の新しい方法論については、共編著『スクリーン・スタディーズ:デジタル時代の映像/メディア経験』(東京大学出版会、2019年)を刊行し、さらに近刊の書籍でその視点を発展させている。また最終年度には映像研究の新しい方法論と歴史研究の成果、さらに現代の映像技術の発展を踏まえた成果報告展を開催し、広く研究成果の公開に努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、映像技術の変化に伴い、報道における「事実」「現実感」が変化してきたことを歴史的に明らかにした。このことは、VR/ARやデジタル化された様々な映像技術に導入され、「ポスト真実」とも呼ばれる状況を迎えている現代の視覚報道の状況を、歴史を踏まえて一貫した視点から分析することを可能にするという意義を持つ。加えて本研究課題では、メディア考古学と映像文化の社会学の視点を発展させ、スクリーン・スタディーズという新しい映像研究の方法を提案した。このことは報道やジャーナリズムの分析にとどまらず、映像研究や視覚社会学の領域の発展に寄与するという意義を持つ。
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