研究課題/領域番号 |
17K13864
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
岩間 優希 中部大学, 国際関係学部, 准教授 (00584096)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジャーナリズム / メディア史 / 通信社 / アジア史 / マス・コミュニケーション / マスメディア / アジア / 戦後史 / メディア / 報道 / 戦後 |
研究成果の概要 |
本研究により、PANA通信社のネットワークに参加したアジア諸国支社の状況・歴史的背景、携わったジャーナリストの人物像、そして冷戦期アジアという複雑な地政学的位置において同社の果たした意義について明らかにすることができた。例えば、バンコクのPANAではUSIS(アメリカ合衆国広報局)や外国特派員協会の設立にも関わった華僑のジャーナリストが経営していたことや、各国の為政者や国王が国際的な声明を出す際にPANA通信社を通じて発信していた例などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今でこそ成長著しいアジア諸国であるが、1950~60年代には経済水準も国際的地位も低く、植民地からの独立を果たしたばかりで政治的不安定が続いていた。そのような時代に、アジア諸国のジャーナリストたちが協力し合って通信社を経営したことは歴史的に大変重要な試みである。本研究では、メディア史はおろか当該時期の状況に関する記録が極度に少ない中で、写真や手紙、メモなどの個人資料やオーラルヒストリーも駆使しながら冷戦期アジアのジャーナリズム史の一端を明らかにしたことが学術的・社会的意義である。
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