研究課題/領域番号 |
17K13871
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 山口学芸大学 (2018-2019) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
御旅屋 達 山口学芸大学, 教育学部, 講師 (10646558)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 発達障害 / 居場所 / 自立支援 / 若者支援 / 障害理解 / 成人発達障害 / 当事者活動 / スティグマ / 精神障害 / 就労支援 / アイデンティティ / ひきこもり |
研究成果の概要 |
若年労働市場の問題化に伴い、無業の若者を対象とした自立支援の仕組みが制度化されてきた。この過程において,若者支援現場に困難度の高い若者たちが想定以上に存在するという事実である。本研究は、本来「障害」を支援対象としない若者就労支援施設における、障害のグレーゾーンにある当事者の支援が成立する諸条件について明らかにし、その支援過程において「障害」言説がどのように理解され、流通しているかについて検討をおこなうものである。調査を通じて、若者支援現場において作られる若者同士の関係において障害の理解が促進されることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①若者支援における「障害」の位置価の解明、という研究設問の新奇性が挙げられる。②また、本研究は当事者に障害名を付与するという営みを就労支援実践の論理と当事者のニーズから検討するという試みでもあり、ラベリング論や医療化論の議論にも知見を提供できる。③加えて、就労からも福祉からも遠い、発達障害のグレーゾーンという現代的な困難に対する就労支援モデルの提示という政策的・実践的意義も期待できる。
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