研究課題/領域番号 |
17K13875
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小澤 永治 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (60631273)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 児童養護施設 / 社会的養護 / 知的障害 / 境界知能 / 移行支援 / 心理アセスメント / 児童福祉 / 児童虐待 / 臨床心理学 / 発達障害 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,児童養護施設に入所している知的障害・境界知能をもつ児童について,その実態と退所後の傾向を把握するとともに,支援のあり方を検討することであった。高年齢児童において知的障害をもつ児童の割合が増加する傾向にあること,中学生以降に入所した児童は高校中途退学の割合が高く教育的配慮が重要であることが示された。対象児本人が理解と納得をした上で,多機関での連携を行った就学環境と進路選択を支援することが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
児童養護施設を始めとした社会的養護の場では,障害を持った児童の割合が増加していることが示されているが,知的障害に関しては高い学校段階で割合が増加するという特有の傾向があることが示され,経過を追った支援を検討することが重要であると示唆された。また,児童養護施設入所児童の高校中退率の高さや,高等教育への進学率の低さが示され,適切な教育環境の選択や,学習状況を把握した上での適切な進路支援を行うことが社会的に大きな課題であることが示された。
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