研究課題/領域番号 |
17K13877
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
日野原 由未 岩手県立大学, 社会福祉学部, 講師 (90783556)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 外国人労働者 / 医療福祉政策 / 移民政策 / 労働組合 / 職能団体 / 福祉国家 / 英連邦 / 移民 / 脱国民国家化 |
研究成果の概要 |
本研究では、イギリスの旧植民地の連合体である英連邦内部における人の国際移動について、とりわけ医療・福祉人材の移動に着眼して、その移動の意義と課題について検討した。 意義としては、少子高齢化を背景に各国の社会保障制度が直面している人材不足という課題に対して、この分野で外国人労働力を受け入れることで量的ニーズへの対応が可能であることを明らかにした。他方、課題としては、外国人労働者を受け入れる際の労働組合や職能団体側の対応が求められることを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、英連邦という国民国家とは異なる連合体を主たる対象として、そこで見られる医療・福祉分野の労働者の国際移動の実態から国民国家を越えた福祉制度の形成の可能性を探った。従来の福祉国家研究が前提としてきた国民国家を前提とした福祉国家の形成に関する議論に対して、その脱国民国家化の可能性を指摘することで先行研究への貢献を目指した。また、日本も含め医療・福祉人材の国際移動が進展していることから、その意義と課題について言及することで、実社会への貢献を目指した。
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