研究課題/領域番号 |
17K13886
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 昭和女子大学 (2018-2019) 日本女子大学 (2017) |
研究代表者 |
永野 咲 昭和女子大学, 人間社会学部, 助教 (10788326)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 社会的養護 / 当事者参画 / ケアリーヴァー / ユース参画 / 政策参画 / 児童養護施設 / 里親 / フォスターケア / アクションリサーチ / ストラテジック・シェアリング / 当事者 / 参画 |
研究成果の概要 |
本研究は、社会的養護領域における当事者参画が①制度先進国でどのようなシステムで実施されているか、②どのようなプログラムがあるか、③日本に導入する際の要件について、明らかにするものであった。 研究の結果、先進国では、制度策定のプロセスにおける複数の段階で当事者の参画が保障されていることが明らかとなった。その背景には、Youth DevelopmentやYouth-Adult Partnershipといった参画を支えるための理念やプログラムがあった。日本での導入の際には①参画の制度的システム整備、②当事者ユースのトレーニングとデベロップメントのプログラム、③支援者とそのトレーニングが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ケアの受け手である当事者の政策への参画は、社会福祉領域においても非常に重要な取り組みである。しかし、虐待等の問題により子どもを公的に保護・養育する社会的養護制度の領域における当事者参画は依然として萌芽期にある。 本研究は、社会的養護における当事者参画を促進するための組織化を目的に、制度先進国の制度的・実践的システムの把握を行い、日本における当事者参画の実施要件の解明を目指した。その結果、①参画の制度的システム整備、②当事者ユースのトレーニングとデベロップメントのプログラム、③支援者とそのトレーニングの必要性を明らかにした。これは、今後の日本での「真の当事者参画」の実現に寄与するものと考える。
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