研究課題/領域番号 |
17K13896
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
山口 敬子 京都府立大学, 公共政策学部, 講師 (60772176)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 里親支援 / 里親委託 / 社会的養護 / 里親制度 / 里親支援専門相談員 / 社会福祉関係 |
研究成果の概要 |
本研究では、民間機関を中心とした里親への支援体制を構築する上での課題を明らかにするために、①国内での里親支援専門相談員による里親支援の状況、および②イギリスにおける実践状況について検証を行った。 調査の結果、里親支援専門相談員が里親委託を進めるうえでの課題として、委託実務における課題だけではなく、施設内部の課題や里親支援専門相談員の制度上の課題、里親や実親、児童相談所にも課題も明らかとなった。また、イギリスの実践についてのインタビュー調査では、今後の課題として、①里親への支援の充実、②専門職の養成、③里親委託に関する明確な法規定を設けること、の3点が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の社会的養護において里親委託が推進されつつある状況に鑑みると、本研究の問題設定は非常に時宜を得たものであったといえよう。 本研究では、日本の里親委託推進における実務上の課題を明らかにすることができた。また、イギリスの里親支援の実践状況や、民間独立団体の総合的な実践について知ることができた。これらの調査を通して、日本の里親委託においてソーシャルワークを実践するうえでの課題を明らかにしたこと、および、ソーシャルワーカーの養成について示唆を得られたことが本研究の学術的意義である。本研究の社会的意義は、今後の日本のフォスタリング機関のあり方にかかわる示唆を得たことである。
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