研究課題/領域番号 |
17K13897
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 |
研究代表者 |
安 順姫 (アンジュンキ) 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団, 研究部, 研究員 (60626191)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | うつ予防 / 自主グループ / 自主活動 / 継続 / 支援 / 発達段階 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、うつ予防教室終了後も継続して活動を行っている自主グループの活動実態および活動継続のための要因を把握し、自主グループ活動が長く継続するための効果的な支援のあり方を明らかにすることである。うつ予防教室終了後に継続して活動を行っている者は4割で、自主グループ活動への参加は、不参加者に比べ抑うつ状態、老研式活動能力の改善・維持に寄与することが明らかになった。活動の継続要因は、自主グループ活動の発達段階において共通する要因と相違する要因が見られ、発達段階に応じた支援を行う必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの自主グループ活動への支援の多くは、運動習慣をつけるなど身体機能の維持・改善に主眼が置かれており、メンタルヘルスの維持・向上のための支援においては明らかにされていない。本研究は、うつ予防教室から自主グループ活動の継続まで、グループの発達段階に応じた有効な支援方法を明らかにすることで、高齢者におけるうつ予防並びにメンタルヘルスの改善に重要な意義を有する。また、活動参加メンバー自身のうつ予防効果の持続が期待されるだけでなく、地域コミュニティの中に自主グループ活動が浸透することで、地域全体に対してうつ予防効果の広がりが期待できる。
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