研究課題/領域番号 |
17K13902
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
稲垣 勉 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 講師 (30584586)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 潜在的シャイネス / 顕在的シャイネス / 潜在連合テスト / IAT / 対概念の活性化と自己との連合強化 / 再検査信頼性 / 遂行経験 / 変容可能性 / 構成的グループ・エンカウンター / 実施経験の影響 / 対概念の活性化 / シャイネスの改善意欲 / 対人コミュニーション / シャイネス |
研究成果の概要 |
(1)対概念の活性化と自己との連合強化の提案と効果,(2)構成的グループ・エンカウンターの効果,(3)シャイネスを測定するシャイネスIATの1年間隔の再検査信頼性,(4)IATの遂行経験によるIAT得点への影響,(5)顕在的・潜在的シャイネスと他の諸特性との関係について,それぞれ検討を行った。その結果,顕在的・潜在的シャイネスの低減に適する介入方法は異なる可能性が示された。また,シャイネスIATの1年間隔の再検査信頼性が確認できたほか,IATの遂行経験はIAT得点に影響を及ぼさないことを確認できた。加えて,顕在的・潜在的シャイネスと他の心理的変数との関係には性による違いがあることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間内に5つの研究を行い,顕在的・潜在的シャイネスのそれぞれの低減に適する介入方法が異なる可能性を示した他,潜在的シャイネスを測定する測度の長期間にわたる再検査信頼性を確認できた。また,シャイネスを測定するシャイネスIATの得点に,IATの遂行経験が影響しないことを確認できたほか,顕在的・潜在的シャイネスと他の心理的諸変数との関係についての資料を提供することができた。特に,顕在的・潜在的シャイネスのそれぞれの低減につながるアプローチを提案できたことは,今後の介入研究に示唆を与えるものである。
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