研究課題/領域番号 |
17K13903
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
|
研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
三船 恒裕 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 准教授 (00708050)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 集団間バイアス / 内集団ひいき / 外集団攻撃 / 先制攻撃 / 内集団バイアス / 最小条件集団 / 先制攻撃ゲーム / 公共財供給ゲーム / 集団間囚人のジレンマ・差の最大化ゲーム / 社会系心理学 / 集団間葛藤 |
研究成果の概要 |
個人間の先制攻撃ゲームを用いた実験により、相手の攻撃力が高い場合に外集団への攻撃が促進されるという現象は必ずしも再現されず、限定された条件でのみ生じることが示唆された。一方、新しく開発した集団間対抗先制攻撃ゲームを用いた実験の結果、個人単位の先制攻撃と集団単位の先制攻撃の間の相関は弱く、また、集団間攻撃に対する協力と集団内の資源を増やすための協力との間に関連が見られないことが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極端な例としての戦争も含む集団間葛藤問題は我々が解決すべき課題のひとつである。外集団に対する攻撃がなぜ、どのようにして生じるのかを理解することは集団間葛藤問題の解決にもつながると考えられる。本研究は、これまで集団内の協力とあまり区別されずに扱われてきた集団間の攻撃がそれぞれ別の心理によって生じうる可能性を示したこと、そして外集団への攻撃が集団内協力ほどは容易に生じないことを示した点で学術的にも社会的にも意義ある研究だと言えるだろう。
|