研究課題/領域番号 |
17K13913
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
西館 有沙 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (20447650)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 障害理解教育 / 発達障害 / 教育モデル / 教育実践 / 文献の整理 / 障害理解 / 大学生 / 教育効果 / 合理的配慮 / 発達障害理解教育 / 先行研究 / 交流 / 共同学習 / 疑似体験 / 自己効力感 |
研究成果の概要 |
研究の目的は、発達障害理解教育モデルの開発を行うであった。そこでまずは、2000年以降に公開されている発達障害理解教育に関する論文を収集し、その内容分析を行った。この結果等をもとに指導案の作成を行った。また、その指導案を用いて、大学生40名を対象とした教育の実践と効果の検証を行った。教育の前後に行った質問紙調査より、発達障害者との交流における当惑は教育後に有意に低まった。一方で、障害者の生活上の工夫や、障害者への具体的な関わり方については、伝える量や内容を再検討する必要性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
市民の発達障害理解を促す教育や啓発については、効果的なモデルの開発が十分に進んでいるとは言いがたい状況にある。その中で特に、実際の援助や配慮につながるために、市民に何をどのように伝えればよいかについては、合理的配慮が積極的にとられる環境を実現するために、検討を進めるべき段階にある。本研究では、発達障害理解教育の実践と効果検証を行っており、教育モデルの開発への歩みを進めることができた。ただし、COVID-19の流行により教育実践を十分に重ねることはできなかった。そのため、今後も継続して教育の実践と効果検証を積み重ね、教育モデルの開発につなげていく必要がある。
|