研究課題/領域番号 |
17K13917
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
尾之上 高哉 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (30631775)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 学業スキル / 流暢性 / ブロック練習 / 交互練習 / 数学スキル / 計算スキル / 目標設定 / 成績のグラフ化 / 学級規模での指導 |
研究成果の概要 |
本研究では、学習時の練習問題の構成の仕方に注目し、練習問題の構成の仕方によって、学習の成果(正確性や流暢性の形成)に違いが出るかを検証するための実験を行った。具体的には、練習問題を、交互練習形式(異なる方略を用いる問題を交互に練習する方法)で構成した場合と、ブロック練習形式(同じ方略を用いる問題を連続的に練習する方法)で構成した場合とでは、学習の成果に違いが出るかを調べた。結果は、交互練習形式の方が、ブロック練習形式よりも、学習の成果が高くなることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育や学習では、一般的に、ブロック練習形式が基本になっており、交互練習という発想自体が未だ十分に浸透していないことが指摘されている。それを踏まえると、交互練習形式の学習の効果を明確に提示している本研究の結果には、意義があると言える。本研究の知見を踏まえるならば、例えば、計算スキルの流暢性を形成するための指導では、足し算、引き算、掛け算、割り算、の問題を別々に行う(すなわち、ブロック練習形式でやる)のではなく、可能な限り、異なる方略を交互に使用する交互練習形式で行う方が、学習者に恩恵をもたらす可能性があると言える。
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