研究課題/領域番号 |
17K13919
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
村上 達也 高知工科大学, 共通教育教室, 准教授 (00743791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | いじめ / いじめ被害 / 不適応 / 保護要因 / 小学生 / 中学生 / 縦断研究 |
研究成果の概要 |
本課題では小中学生を対象に「いじめ被害」を軽減する保護要因および「いじめ被害」による適応への影響を軽減するための保護要因の検討を行った。研究1,2ではいじめの継続性を検討し,それが確認された。研究3では,いじめの継続性を調整する要因として,アタッチメントを取り上げた。アタッチメントの調整効果はみられなかったが,アタッチメントがいじめ被害を抑制する可能性が示された。研究4,5では,いじめ被害と適応との関連について縦断的な検討を行った。結果,いじめ被害と適応との関連について有意な関連はみられなかった。そのため,いじめ被害による適応への影響を軽減するための保護要因の検討については実施できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では、いじめ被害を受けなくなるためにはどうすればよいかを検討した。その結果、いじめ被害を抑制する要因として、アタッチメント(養育者との絆)の安定性が機能することを縦断研究によって同定することができた。また、いじめ被害と心理的不適応との関連について、一般には関連が深いと考えられているものの、その関連について再検討する必要性があるのではないかという示唆が得られた。
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