研究課題/領域番号 |
17K13932
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 帝京大学 (2019-2021) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
飯島 雄大 帝京大学, 文学部, 講師 (60711398)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | マインドワンダリング / 不安 / ESM / 経験サンプリング |
研究成果の概要 |
本研究では、高不安者におけるマインドワンダリングの認知・感情的な性質について明らかにすることを目的としている。高不安者の日常生活におけるマインドワンダリングの性質について、携帯端末を使用して検証を行った。大学生65名が調査に参加した。参加者は、不安傾向を測定する質問紙に回答した。その次の日から7日間、日常生活中でのマインドワンダリングおよび気分について測定した。分析の結果、マインドワンダリングとネガティブな気分には関連が見られ、マインドワンダリングが起きている際にはネガティブな気分が誘発されていることが明らかとなった。しかし、不安傾向はマインドワンダリングの発生には関連していなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高不安者が心配にとらわれてしまう背景には、自己の内部に生じた思考に注意が向いてしまうマインドワンダリングが関連していると考えられる。しかし、日常生活における調査の結果、単純に高不安者はマインドワンダリングの頻度が多いというわけでないことが明らかとなった。よって、高不安者が心配などの内部表象にとらわれてしまうとしても、それは頻度のせいではなく、それらに対する認知的なプロセスが原因として考えられる。
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