研究課題/領域番号 |
17K13938
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
高野 恵代 愛知淑徳大学, 心理学部, 准教授 (70735274)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 障害者家族 / きょうだい / 家族システム / 老障介護問題 / 臨床心理学 / 家族心理学 / 障害者福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は,重度肢体不自由児者 (以下,同胞) の健常なきょうだいが同胞の将来をどのように捉えているのか,家族関係の視点から検討した。結果,家族システムおよび両親と同胞の結びつきの強さは家族成員間で一致していたが,この三者間の結びつきの強さが,両親で同胞を支えるという構図を維持していることが示された。また,面接調査からは青年期の段階では同胞の将来のケア問題を先送りし,家族間で共有しないことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の知見は,障害者家族の支援を検討するにあたり,家族の関係性(家族システム)の視点から検討したことに意義がある。同胞ときょうだいが青年期にある段階では同胞の将来について漠然とした不安はあるものの,具体的なケアプランを検討する家族は見られず,問題を先送りする傾向がみられた。よって,老障介護問題に関する意識を家族間で共有する重要性が示されたといえる。
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