研究課題/領域番号 |
17K13949
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 岡山大学 (2019) 福山平成大学 (2018) ルーテル学院大学 (2017) |
研究代表者 |
上田 紋佳 岡山大学, 教育学研究科, 特任助教 (60707553)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 不安症 / 長期記憶 / ワーキングメモリ / 記憶バイアス / 不安 / 実行機能 / 体験の回避 / 抑うつ / 実験系心理学 / 臨床心理学 |
研究成果の概要 |
不安症におけるネガティブな思考を抑制できないという特徴の背後には,長期記憶とワーキングメモリの機能不全があることが指摘されている。しかしながら,先行研究においては,両者の相対的関係性がどのように症状につながるのかといった観点から,検討されることはなかった。そこで,本研究では,修正版スタンバーグ課題(modified Sternberg task;Oberauer, 2001)を用いて実験的検討を行った結果,両者の関係性から,不安症をとらえる視点を提出するための知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不安症の記憶研究では,長期記憶,ワーキングメモリのそれぞれの記憶システムだけが注目されていたが,両者の関係性から,不安症をとらえる本研究の視点はこれまでの先行研究にはない新しいものであり,それぞれの研究知見を統合するという意味において,学術的な意義がある。また,両者の関係が症状の発生に影響をもたらすメカニズムが明らかになることによって,さらなる介入法の開発や発展に寄与することが期待される。
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