研究課題/領域番号 |
17K13951
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 佛教大学 (2019-2021) 同志社大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
藤岡 勲 佛教大学, 教育学部, 准教授 (80611590)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 臨床心理学 / グローバル化 / 多文化主義 / 方法論 / multicultural counseling |
研究成果の概要 |
グローバル化が進んでいるにも関わらず,日本の臨床心理学では国際結婚家庭の構成員をはじめ,社会的マイノリティの実態は充分に明らかになっておらず,かれらに対する支援が困難な状況にある。そのような状況において行った本研究には主な成果が3つある。1つ目は,方法論にも考慮しながら欧米の研究動向を明らかにしたことである。2つ目は,統計データを用いながら,日本の国際結婚家庭の実態を明らかにしたことである。3つ目の成果は,研究代表者の研究および実践活動を踏まえながら,多文化間カウンセリングで重要な役割を担い続けている枠組みを,日本の文脈に結び付けながら解説したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が明らかにした欧米の研究動向,および,日本における国際結婚家庭の実態を踏まえながら国際結婚家庭の構成員について理解に努めることは,よりよい支援とつながるだろう。また,日本では,国際結婚家庭の構成員をはじめ,文化的に多様な人々に対する支援を提供できる人材が少ないように見受けられるが,そのような状況に対して,本研究が,多文化間カウンセリングで重要な役割を担い続けている枠組みを,日本の文脈に結び付けながら解説したことは,多文化間カウンセリングを専門としない支援者も,国際結婚家庭の構成員を含む,文化的に多様な人々に対する支援を提供可能とさせることに寄与すると考えられる。
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