研究課題/領域番号 |
17K13954
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
山口 慶子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, リサーチフェロー (50793569)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 臨床心理学 / 心理療法 / 不安症 / 曝露療法 / 最適化 / 気分障害 / 感情調整 / ポジティブ感情 / 曝露法 / 治療プロセス / 治療効果 / 不安障害 / 感情障害 |
研究成果の概要 |
不安症に対する治療として、曝露療法は最も有効な治療とされる。しかし、曝露療法がどのようなプロセスで、なぜ効果が発揮されるのかは明確ではない。そこで本研究では、曝露療法の治療プロセスを検討することを目的とした。その土台整備として、研究動向整理のために、過去40年分の論文要旨のテキストデータをトピックモデルを用いて解析した。また、曝露療法の治療機序についても、感情障害と感情調整の観点から検討した。さらにCOVID-19下でのメンタルヘルスに対するポジティブ感情の役割について、副次的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、不安症に対する曝露療法の治療プロセスを検証することを目的としていた。検討課題を明確にするために、関連論文1104編の論文要旨を統計的に解析し、研究トピックの趨勢を明らかにしてきた。加えて、曝露療法の作用機序を明らかにするために、感情障害と感情調整不全の関連について検証してきた。本研究によって、曝露療法の研究は、基礎研究をもとにした理論や治療効果の検討が多い一方で、臨床場面のデータを用いた研究が不足している点や、作用機序の一部を説明する変数を明らかにすることに貢献した。
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