研究課題/領域番号 |
17K13958
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 (2022) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2017-2021) |
研究代表者 |
富田 真紀子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (40587565)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中高年 / ワーク・ファミリー・コンフリクト / ワーク・ファミリー・ファシリテーション / ワーク・ファミリー・バランス / ワーク・ライフ・バランス / 心身の健康 / 退職 / 心の健康 / こころの健康 / 中高年者 |
研究成果の概要 |
本研究では「国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究(NILS-LSA)」のデータを用いて、中高年者のワーク・ライフ・バランスが就業中の心身の健康に与える影響、及び退職後の心身の健康に与える影響を検討した。 ワーク・ライフ・バランスに関しては、特に家庭生活に焦点づけ、ワーク・ファミリー・バランス(WFB)に着目し、WFBに関する項目を含む3時点の縦断データを収集した。これらのデータを用いて、中高年者に適用可能なWFB尺度を構成し、中高年者のWFBの類型化、WFBが心身の健康の回復や増悪に与える影響について検証を行い、中高年者のワーク・ライフ・バランス実現の重要性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は超高齢社会を迎え、中高年者が社会において活躍することが期待されるが、どのような働き方が心身の健康の維持・増進に寄与するかは明らかではない。本研究では国際的なワーク・ライフ・バランス研究の動向を踏まえ、ワーク・ファミリー・バランス(WFB)に着目し、WFB尺度の構成、WFBの類型化を行い、WFBの好ましい状態とライフスタイル、ソーシャルサポート、精神的健康の良好さが関連することを実証した。また、縦断解析により中高年者のWFB実現は心身の健康を増進することも示唆した。本研究は日本の大規模コホート研究の一部として実施しており、得られた知見は一般化可能であることから社会的・学術的意義は高い。
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