研究課題/領域番号 |
17K13961
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
椙田 麻菜美 筑波大学, 人間系, 客員研究員 (70776765)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 時間的順序記憶 / 海馬 / 内側前頭前野 / グルタミン酸受容体 / ラット |
研究成果の概要 |
ラットの放射状迷路を用いた時間的順序記憶課題における海馬―内側前頭前野グルタミン酸受容体(NMDA受容体およびAMPA受容体)の役割を検討した。その結果、(1)海馬NMDAおよびAMPA受容体遮断は時間的順序記憶課題の成績を低下させる、(2)内側前頭前野NMDA受容体遮断は時間的順序記憶を障害する、(3)内側前頭前野のAMPA受容体は時間的順序記憶において重要でないこと等が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海馬や内側前頭前野といった脳領域が時間的順序記憶の処理に関与することがこれまでに報告されていたが、これらの脳領域内でどのような神経伝達物質受容体が重要であるのかについては十分検討されてこなかった。そのため、海馬や内側前頭前野内のグルタミン酸受容体の時間的順序記憶における役割を明らかにした本研究成果は、時間的順序記憶の基礎となる神経メカニズムの解明につながるものである。
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