研究課題/領域番号 |
17K13975
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田口 康大 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任講師 (70710804)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 海洋教育 / 海洋環境 / 海洋リテラシー / 海洋環境デザイン / 環境教育 / Ocean Literacy / 海洋人類学 / 海洋人間学 / 環境デザイン / 対話 / 記憶 / 継承 / 記録 / 忘却 / 教育人間学 / 想起 / 物語 / 身体 / 映像 / 顔 / 教育学 / 教育哲学 |
研究成果の概要 |
本研究は、2011年の東日本大震災以降に顕著となった社会状況「人々の海からの疎外状況」に対して、海と人との関係の編み直しの営みとして「海洋教育」を位置づけることで、海洋教育のあり方を方向づける理論基盤を提供することを目的としている。海洋教育は、海洋基本法の理念である「海洋と人類の共生」に向き合うための教育である。この海洋教育を支えるのは、人は本来的に海が作り出す環境に支えられて生存可能となっているということであり、海がもたらす安定した自然環境によって、文化産業を築いているという事実である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、義務教育段階では、海と私たちの生活との関係、影響について学び考える時間は設定されていない。地球環境における海、生物の生存を可能にしている海の役割、いわば自分たちの生活の基盤を作っている海について学ばない状況にある。しかし、近年は海洋に関する問題が大きく、海の環境変化が地球規模で影響を及ぼし、人間の生存が脅かされるレベルになっている。この状況下、地球における海、海と生活とのつながりについて学び、考えること、すなわち海洋教育は人間の持続可能性を考える上で不可欠であると言える。本研究では、海洋教育の実施にかかる課題を探り、各地で実施していくための理論と実践モデルを構築した。
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