研究課題/領域番号 |
17K13976
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 立教大学 (2018-2019) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
田中 智輝 立教大学, 経営学部, 助教 (60780046)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シティズンシップ教育 / ハンナ・アレント / ジャック・ランシエール / ラディカル・デモクラシー / 教育政治学 / 教育哲学 / ラディカルデモクラシー / 政治教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、ハンナ・アレントやジャック・ランシエールらの政治思想に含まれる独自の教育論を手がかりに、政治教育における教育的関係(教師―子ども関係)の捉え直しを試みることで、教育の再政治化に向けたあらたな政治的中立性のあり方についての理論的・実践的なインプリケーションを示した。ここでの成果は、新科目「公共」の実施という文脈において、学習者の政治的主体化に向けた、教師の役割と学習教材のあり方への知見を提供するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「18歳選挙」の実施、そして新科目「公共」の設置という流れのなかで、学校教育における主権者教育がいっそう重要なものとなっている。こうしたなかで、教育や教師の「政治的中立性」をいかに担保するのかが厳しく問われることになるが、本研究は「中立性」それ自体の捉え直しを通じて、18歳選挙時代の―すなわち、子どもが政治的存在であることを前提とした―政治教育において教師と子どもの関係や、子どもと世界をつなぐ媒体である学習教材のあり方を模索する試みに一定の貢献を果たすものである。
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