研究課題/領域番号 |
17K13977
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
平石 晃樹 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (00786626)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | レヴィナス / 教育哲学 / 教育思想史 / ユダヤ教育思想 / 共同体 / 責任 / 教え / ユダヤ教育論 / エマニュエル・レヴィナス |
研究成果の概要 |
本研究は、エマニュエル・レヴィナスの「宗教的テクスト」における教育思想の解明を目指したものである。従来、レヴィナスの宗教的テクストは、彼の倫理思想のユダヤ教的源泉という観点から、または彼の哲学的テクストと断絶した信仰上のテクストという観点から研究される傾向にあった。対して、本研究は、両者を架橋するものとして教育というテーマを設定することで、教育思想家としてのレヴィナスの姿を新たに描き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レヴィナス思想における教育という主題に関しては、東方イスラエル師範学校の校長としてのレヴィナスに対する伝記的な関心やレヴィナス哲学の教育学への応用といった観点からの研究が従来なされてきた。これに対し、本研究は、レヴィナス思想に内在するテーマとして、なおかつ、分断して扱われる傾向の強いレヴィナスの「哲学的テクスト」と「宗教的テクスト」を架橋しうる主題として「教育」を定位することで、彼の教育思想を総合的に検討することができた。そして、このような作業により、「倫理思想家」という一面的な理解には切り詰められない新たなレヴィナス像を描出することができた。
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