研究課題/領域番号 |
17K13979
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
大日方 真史 三重大学, 教育学部, 准教授 (00712613)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 保護者参加 / 学校参加 / 保護者間関係 / 保護者間ネットワーク / 共通関心 / 私的関心 / 学級通信 / 教師の専門性 / 教師の専門職性 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、保護者の私的関心の排他性を問題と捉えて学校教育の公共性の成立可能性を探ってきた研究代表者のこれまでの研究を発展させるものである。研究代表者は、これまで、特に、保護者の意識において子どもたちに向けられる「共通関心」が形成される可能性に着目して研究を重ねてきた。本研究は、それらを展開して、いくつかの点から保護者の学校参加の条件を明らかにした。すなわち、わが子の特性に困難を抱える保護者において子どもたちに向けられる「共通関心」が形成される条件、保護者間において公的な性質をもつネットワークが形成される可能性、保護者における「共通関心」の形成を促す学級通信の記述の特質、である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校教育における多様な保護者の参加に向けた条件が保護者の意識の変容過程に即して明らかになり、学校参加論をはじめとする教育学研究に対して、今日の教育の私事化状況における公教育の意義を再検討する議論の展開に寄与するという学術的意義がある。また、保護者や教師に対して保護者の学校参加の今日的な可能性と課題を示す研究成果でもあり、各種の機会に保護者や教師に対して助言等を行うとともに、教育雑誌にも成果を公表し広くアプローチできるようにした。
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