研究課題/領域番号 |
17K13980
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
笹屋 孝允 三重大学, 教育学部, 特任講師(研究担当) (90781120)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 小学校 / 中学校 / 学習規律 / 中一ギャップ / 学校適応感 / 学級風土 / 学級経営 / 授業 / 教育学 / 教育心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では,小学校3校と中学校2校を研究協力校として,小学6年から中学1年までの2年間の児童生徒の学習規律重要度認識及び,児童生徒の学校適応感と学級風土について追跡調査を行った。主にノンパラメトリックの方法を採用して調査結果を分析し,以下の結果を得た。 3小学校では共通して,学習規律認識の重要度認識は,学校適応感や学級風土とおおむね相関関係にある。一方,中学校ではその相関関係が見られる学級とほぼ見られない学級とに分かれた。 また,中学校での指導の違いにより,出身小学校での認識の違いが消失する場合もあれば,年度の後半で顕在化する場合もあることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「中一ギャップ」すなわち中学1年時の学校不適応の問題について,学習規律の側面への示唆を2点得たことが,本研究の成果の社会的意義につながると考えらえる。得られた示唆の1点目は,生徒がすでに成立していると認識している学習規律について,中学校で1年間継続して指導を行う必要があるということである。示唆の2点目は,小学校と中学校それぞれの教師が相互の授業を参観することで,学習規律についての相互理解を図ることである。
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