研究課題/領域番号 |
17K13986
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
金川 舞貴子 岡山大学, 教育学研究科, 准教授 (40452601)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | スクールリーダー教育 / 専門職基準 / アクションリサーチ / 専門職スタンダード / 教職キャリアを通じた専門職学習 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究で明らかになった点は次の通りである。・専門職基準は機能分析による「専門的行為」の列挙ではなく「個人的価値とコミットメント」の醸成と「戦略的ビジョン」の間で選択され実行されるという視点が重要である、・「専門職基準」に加え「リーダーシップ開発枠組み」及び「専門職学習モデル」の3つがあって始めて、教職キャリア全体を通じた教育に一貫性・全体性を持たせることでき、さらに学習者に当事者性を持たせることが可能になる。・専門職基準の項目をチェックリストとみなして学びを細分化するのではなく、学習者のアイデンティティに関わる問いや学校改善戦略への意味付けを形成するツールとしてホリスティックに扱う必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日、教員養成の高度化政策の中で、教職大学院を中心としたわが国のスクールリーダー教育においては、「理論と実践の往還」の理念のもと、勤務校での学校改善と連動させた実践研究を中心に据えたカリキュラムが構築される等、アクションリサーチの発想と手法を概ね踏襲した教育が展開されている。しかしながら、各自治体が作成する「人材育成指標(専門職基準)」の在り方とその活用(教育プログラムとの連動)、また「理論と実践の往還」という理念に関する議論は未成熟である。そうした現状に対して、理論的・実践的示唆を与える研究である。
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