研究課題/領域番号 |
17K13987
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
樋口 裕介 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (80587650)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 意味構成 / 教授学 / 陶冶履歴(Bildungsgang) / 参加 / 陶冶履歴 / 教育学 |
研究成果の概要 |
第一に、三つの水準に即した授業の特性が、それぞれ第一水準:教科志向と再生産、第二水準:生徒志向と再組織/転移、第三水準:生徒、教材、問題解決を志向して教師の支配を取り外すこと、ととらえられることを明らかにした。 第二に、第一水準よりも第二水準、第二水準よりも第三水準の授業にあがっていく方が、子どもの参加が高まる傾向にあるとは言えるが、必ずしも子どもが自身の自律性の領域を際限なく広げていこうとするわけではないことも明らかになった。 第三に、意味構成、参加、学びの深さと関連した授業の水準のモデルを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、以下のとおり、2点ある。 ・これまで日本の初等教育においてもその重要性が自覚されていたものの授業論のなかに明確に位置づけられてこなかった「意味」という概念を授業づくりの原理として位置づけていること。 ・ドイツにおいて主に中等教育での理解されてきた理論を初等教育の文脈で再解釈すること。
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