研究課題/領域番号 |
17K13991
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
小嶋 季輝 琉球大学, 教育学部, 准教授 (30749247)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 学習サイバネティクス / 「現実-像」 / 「問と答の間」 / 知識欲 / 学習意欲 / 教えて君 / ウェブクローリング調査 / ウェブアーカイビング / 問と答の間 / 生涯学習 |
研究成果の概要 |
Q&Aサイトで、知識欲に基づき「答え」を求めるが、「学習」を回避し、自己のリソースを割かず、一方的に他者の学習成果を利用・搾取しようとする「教えて君」に関する2つの事例を扱い、各事例における「現実」及び「現実-像」の実態、そして、「現実-像」が「現実」を規定し、それを通して学習者を規定する様子、加えて、取り結ばれるコミュニケーションが「現実」に影響を及ぼし、それを通して「現実-像」及び「現実-像」による「現実」への規定に影響を及ぼす様子を観察した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習者が当面している「現実」とそれを規定している「現実-像」という階層的自律システムを想定することで、「現実」(=個別の教育問題の次元/階層) と「現実-像」(=教育問題を規定する社会的・制度的・文化的問題の次元/階層) とを別々に論題化していた従来研究に対して、本稿は、「現実」と「現実-像」を同時に理解し、同時に変える努力の必要性の指摘を行うとともに前者の理解を実現する俎上を準備した.
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