研究課題/領域番号 |
17K13995
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
伊勢 慎 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (30554076)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 保育職 / 勤務継続要因 / 勤務継続尺度 / 離職経験 / 質的研究 / 量的研究 / ワーク・エンゲイジメント / 長期勤務 / 公立保育者 / 私立保育者 / 公立保育士 / 幼稚園教諭 / 質問紙調査 / 幼児教育・保育 / 保育士 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、保育者を対象とし、質的研究と量的研究を用い、保育者が働き続ける際の要因を検討した。結果は次の通りである。(1)勤務継続要因は、子どもとの関係において正の相関があった。(2)現在の職場での勤務年数と勤務継続要因は、緩やかな正の相関関係があった。(3)保育者養成校卒業後からの勤務年数と勤務継続要因は、緩やかな負の相関関係があった。以上より、働き続けている保育者の特徴は、子どもとの関係が築けており、保育において充実感を得られており、離職した経験があるとしても、また現在働いている園に対して不満があるにしても働いていることそのものが勤務を継続させている要因になり得ると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、保育士不足、保育士の離職の課題の解決に向けて、示唆が得られるものと考える。離職は、職場の人間関係、職場環境、職務内容に起因するが、働き続けることができている保育士は、離職経験があるにしても、その経験が現在の職場で継続的に働くことが可能となる要因となるとともに、子どものとの関係性が構築できている保育士においても同様の結果が得られた。
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