研究課題/領域番号 |
17K13998
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 立教大学 (2018) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
町支 大祐 立教大学, 経営学部, 助教 (40755279)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 組織社会化 / 異動 / 異動後の困難 / 教員人事異動 / 適応 / 職業的社会化 / 異動後の適応困難 / ポストエントリーショック / 組織的社会化 |
研究成果の概要 |
教員が新たな組織に参入して行く際、組織社会化、つまり、その組織での人間関係やその組織での職務のコツなどを学んでいくことがメンタルヘルスの悪化を抑制する可能性が示唆された。一方で、そういった組織社会化を阻害する困難要因としては、日常のステイクホルダー(児童生徒・保護者・同僚等)が新しくなり、仕事の仕方などが変わることとともに、周囲からの視線に関する困難や、信念の相違に関する困難などがあることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、異動後にメンタルヘルスが悪化する教員が多いと指摘されている。本研究は、異動後の適応を含め、組織への参入を組織社会化という視点から検討したものである。組織社会化とは、組織内の人間関係や仕事の仕方を学んでいくプロセスである。今回の研究では、この組織社会化のプロセスを進めていくことが、メンタルヘルスの悪化を抑制する可能性があることが示唆された。加えて、それを阻害する困難要因として、単にステイクホルダーや仕事の仕方が変わるだけでなく、周囲から実力を値踏みされるような、そんな視点があることなども明らかになり、異動後の困難の抑制等を検討するうえで前提となる知見を獲得できたと言える。
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