• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

保育士の早期離職を生む構造の分析と早期離職を防ぐリカレント教育の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K14011
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教育学
研究機関大阪青山大学

研究代表者

黒澤 祐介  大阪青山大学, 子ども教育学部, 准教授 (40633631)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード保育士 / 早期離職 / 離職 / ワークライフバランス / リカレント教育 / 働きやすさ / 同僚性 / 教育学 / 保育学
研究成果の概要

本研究では、離職保育士へのヒアリング調査や現役保育士へのアンケート調査を実施し、離職を防ぐための行政政策に関する調査も行った。調査結果から、仕事と育児や介護との両立の難しさや、人手不足による負担の高さが離職の理由として明らかになった。働きやすい職場づくりに関しては、休暇の取得や労働条件の改善が重要であることが明らかになった。
特に若手保育士では人間関係の問題が、ベテラン保育士では休暇の取得の問題が重要であることも示された。
さらに、リカレント教育のモデル研究も行われ、保育士の悩みを軽減し意欲を高める効果が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

保育士の多くがワークライフバランスに不安を抱えていること、そして、その解決策を親族等のサポートに求めざるを得ない現状が明らかとなった。保育士の労働は、親族等のサポートと切り離せない現状にあると言わざるをえない状況にあり、特に若い世代ほど、「将来、親族等のサポートを受けられる地域で働きたい」と答えており、保育士の早期離職への一因となっている。
また、若い保育士が、結婚や育児を中心としたライフステージの変化に伴い、「離職すること」や「職業を再選択すること」にもつながっており、保育所内の努力に依拠するような「魅力ある保育職場づくり」だけでは早期離職の防止には不十分である可能性が示唆された。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2018 2017

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 保育者になるということ2020

    • 著者名/発表者名
      黒澤祐介
    • 雑誌名

      季刊保育問題研究304号

      巻: 304 ページ: 36-52

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 保育の「同僚性」を高めるために2018

    • 著者名/発表者名
      黒澤祐介
    • 雑誌名

      保育の友

      巻: 66 ページ: 20-23

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] みんながしあわせな持続可能な社会をめざして2017

    • 著者名/発表者名
      黒澤祐介
    • 雑誌名

      季刊保育問題研究

      巻: 288 ページ: 81-83

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi