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民俗芸能を創造する実践コミュニティとしての学校に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K14013
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教育社会学
研究機関沖縄県立芸術大学

研究代表者

呉屋 淳子  沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (10634199)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード民俗芸能 / 学校芸能 / 学校教育 / 実践コミュニティ / レジリエンス / 地域芸能 / 学校 / 神楽 / 教育人類学
研究成果の概要

本研究では、文化的アイデンティティが複雑に交錯する場としての学校に着目し、学校と地域の相互行為から生成する民俗芸能の実践を考察に据えながら、民俗芸能の継承をめぐる議論をより発展的な視点から検討を行った。
東日本大震災で被災した宮城県山元町では、地縁・血縁といった帰属性を問わない学校という場と地域社会との関わりの中で、民俗芸能の実践を通じ、新たなコミュニティが形成されている。また、学校、保存会などのアクターの相互行為が、お互いの芸能に対する意識を変容させ、民俗芸能の担い手や関係者のレジリエンスを引き出すという状況を生み出していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、地域の民俗芸能の継承(教育)には、地域の担い手以外に多様なステークホルダーが関わるようになってきている。特に、公教育をはじめ高等教育機関では、民俗芸能を部活動やカリキュラムに導入する取り組みが盛んに行われており、そこでは学校と地域の相互作用から、新しい地域文化としての「学校芸能」が生まれている。
地域内の多様な関係性をどうとらえていくか、また、「学校芸能」の持続可能性を考えることは、地域で育まれてきた民俗芸能の内側と外側にいる人々の両方に目を向けることでもある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 大学が地域と協働することー公共」に開かれていく学問ー2020

    • 著者名/発表者名
      呉屋淳子
    • 学会等名
      FDネットワーク”つばさ” 第24回つばさFD協議会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 「学校芸能」の現在ーー地域芸能を学校で教え伝えること2020

    • 著者名/発表者名
      呉屋淳子
    • 学会等名
      第4回レクチャー・シリーズ「地域芸能と歩むー被災地から考える地域芸能の持続可能性ー」
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 「被災地からの問いかけ―変容するコミュニティと地域芸能の<未来>」2019

    • 著者名/発表者名
      呉屋淳子
    • 学会等名
      今を生きる人々と育む地域芸能の未来キックオフ・フォーラム
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 震災後の地域文化と被災地の民俗誌2018

    • 著者名/発表者名
      高倉浩樹、山口睦、小谷竜介、今石みぎわ、久保田裕道、俵木悟、稲澤努、呉屋淳子、一柳智子、川島秀一、セバスチャン・ペンマレン・ボレー、福田雄、黒崎浩行、堀川直子、及川高、スーザン・ブーテレイ
    • 総ページ数
      283
    • 出版者
      新泉社
    • ISBN
      9784787718013
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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