研究課題/領域番号 |
17K14018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 名古屋大学 (2022) 神戸大学 (2018-2021) 愛知教育大学 (2017) |
研究代表者 |
武 寛子 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 学振特別研究員(RPD) (60578756)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | スウェーデン / 高等教育 / 内部質保証 / 授業評価 / 学生の視点 / 質保証 / フィードバック / 比較教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、スウェーデンの大学における教育評価が質保証枠組内でいかに制度化されているのかを考察し、授業評価の結果をフィードバックする現状と課題を明らかにすることである。本研究では、スウェーデンの高等教育庁や大学などによる文書、つまり一次資料による文献調査を主な調査手法とする。授業評価へのフィードバックについて考察する際の視点として、(1)教員への配慮があるか、(2)評価者としての学生に対するサポートはあるか、に着目した。 本研究での事例研究を通じて、大学によって授業評価の実施体制に差異があることがわかった。また、授業評価に関する学生による関与の度合いについても、大学間で相違がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、学生の意見である授業評価アンケートのデータが有効に活用されず、評価をする学生と評価を受ける教員の両方に徒労感を与えている日本の現状に対して、学生の意見を大学の教育改善に役立てるための組織的な取り組みの在り方を示唆することである。スウェーデンの大学が学生の意見を有効的に活用し、教育改善につなげている構造および課題を明らかにすることによって、日本の大学において授業評価を効果的に活用するための方途を提案する。
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